
2008年11月某日
JR蒲田駅に降り立った記者は、蒲田行進曲の発車メロディに見送られ、いざ東口を目指して歩きます。JR蒲田駅は、乗降客数1日約137,000人、同時に乗り入れている東急多摩川線や池上線をあわせると、1日に約280,000人が行きかう大規模な駅です。
今年の4月にオープンしたばかりの駅ビルには、素敵なお店が目白押しで、治療の帰りにはショッピングも楽しめるわね、と早くも記者は患者さん気分で、地図を頼りに目の前に広がるローターリーから左に伸びた商店街を1分程歩きます。
すると、ありました!ビルの1階にわかりやすく『ささき矯正歯科』の看板が出ています。
さっそくエレベーターで3階にあがり病院の中に入ると、まず目に飛び込んで来るのが大きな水槽。中には色とりどりの熱帯魚達が気持ち良さそうに泳いでいます。
ついつい水槽に夢中になっていると、「患者さんは、お子さんが多いですから、少しでも緊張がやわらぐように水槽を置いてみました。」そう説明しながら、にこやかに出迎えて下さったのが、今日お話を伺う、ささき矯正歯科の佐々木祥隆院長です。
矯正歯科専門医の道を選んだ理由は、「子供が大好きだから」という佐々木院長、穏やかで優しい人柄がその笑顔から感じ取れます。
記者:佐々木先生、私の知人に歯列矯正を行った人が、何人かいるのですが、同じ様な装置をつけているのに、支払った治療費の金額が、まちまちなのです。
患者の立場からすれば、「どこの病院の治療費が安いのか」という事がとても気になるのですが。
佐々木:世の中にまったく同じ顔の人がいないように、歯列もまた、患者さんそれぞれのかたちをしています。一般的に歯列矯正といっても、患者さんによって治療の開始時期や期間、治療方法も違いますから、一概には、治療費を比較することは難しいと思います。
ただ、患者さんにとって一番気になるのは治療費の事だと私も充分に感じていますので、当院の場合はホームページなどで料金をお知らせしています。是非参考にして頂けたら良いですね。
記者:料金が大まかにでも把握できるのは、私達にとって、とても嬉しい事です。
また、先ほど人によって治療の開始時期が違うと伺いましたが、具体的にはどのタイミングで開始する事が望ましいのですか?
佐々木:成人の方で歯を支える骨が健康であれば、何歳でも治療が可能です。
難しいのは、生え変わり時期の子供の治療の開始時期ですね。
子供の矯正治療の場合は、将来の永久歯の美しい歯並びと理想の噛み合わせが最終的な目的となります。
その時の状態から歯の生え変わり方、身体や顎の骨の成長発育なども予測しながら、いつの時期にどんな治療をするべきなのかを診断しますので、一概にこの時期という事が言えないのです。
まずは、お気軽に相談にいらしてみて下さい。
記者:なるほど、今までの先生のお話で、「人によって医師から言われる事が違うから、何だか不安で矯正歯科に行くことを迷っている」という街の声が多かった理由が分かりました。
まさしく、開始時期も期間も治療方法もパーソナルだからこそ、人によって医師から言われる事が違うわけですね。
佐々木:当院に通われる患者さんも、「相談に来るまで、とても不安だった。」とおっしゃる方が多いですよ。
私は、患者さんの不安を取り除いて、安心して矯正治療への第一歩を踏み出せる様に病院側がサポートすることも大切な医師の役目だと思い、相談は無料で行うことにしています。
また実際の治療に関しても、最良の治療方法でありながら、低コストであることを考慮して、治療方針を決めています。
患者さんの心の負担や金銭的な負担は、極力軽くして差し上げたいですね。
記者:私達にとって、第一歩を踏み出す為の相談が無料というのは嬉しいです。
また、治療費について「なるべく安い方法を」と言う勇気が無い患者さんも多くいらっしゃると思いますので、先生のお言葉はとても力強いですね。
記者:実際に「もしかしたらうちの子、矯正が必要なのかしら?」と親御さんが感じた時に、ご相談に伺ったら良い、理想の年齢はありますか。
佐々木:そうですね、乳歯から永久歯に生え変わり始める、小学校2年生くらいでしょうか。最近、中学受験を考えているので、口の中の違和感が集中力を低下させるのではないかと心配される親御さんも増えていますから、歯列矯正は、お子さんの人生設計にあわせて、早めに計画されるのも良いかもしれませんね。
記者:お子さんの将来と言えば、先日TVで、小さい頃からお顔の事で苛められて、自分に自信が持てなくなり、成人した今でも人間関係が、うまくいかないという女性が、整形外科ではなく、矯正歯科の先生が顎を切る手術で、ものすごく綺麗な女性に変身させ、彼女が自信に満ちて輝いている姿を観ました。
口元の印象が変わるだけで人間の顔の印象ってこんなに変わるのだと驚くと共に、小さい頃から矯正歯科に行って治療をすれば、楽しいはずの青春時代に悲しい思いなど、しなくてもすんだのにと、個人的にとても残念に思いました。
佐々木:確かに欧米に比べれば、日本は矯正歯科に対する積極性という面では遅れているかもしれませんね。
その顎を切るという手術ですが、実はこれは保険がきく治療なのです。
誰でも顎を切れば良いというわけではありませんが、顎の発達に問題がある場合はこちらの治療を薦めます。
勿論、お顔を変えるという事が目的ではありません、正しい歯の位置で物が噛めないと、人体にあらゆる支障が起こるからです。
もっとお話すれば、正しい歯並びの人ならば、80歳まで自分の歯で咀嚼することが可能です。歯にデコボコがあれば、磨き残しが出来、そこから歯周病菌が発生して歯肉が衰えて歯は抜けてしまいます。
歯並びを正しい位置に治す事は、一生に一度行えば良いことなのです。
健康な自分の歯で物を噛み、脳を刺激して明るく元気な老後を過ごす事の重要性を考えれば、歯列矯正がいかに私達の生活の中で大切な事かをお分り頂けるかと思います。
記者:そのお話を聞いていたら、自分も少し歯並びが気になってきましたが…
佐々木:一見、歯並びに問題がないように見えますが、ありますよ。(笑い)
実は、歯だけではなく舌の位置や舌の持つ癖も正しい歯並びにとって、大変重要な役割を持っているのです。
歯は、外側からの力が加われば徐々に動いていくものです。
ですから舌の癖で歯を押す事により歯の位置がおかしくなっていく事があります。
あなたの場合は、話している間にどうしても下の歯を内側から舌で押す癖がありますね。
記者:ショックです。歯並びだけが、唯一の自慢だったのに。
舌なんてトレーニング出来ないですし、どうしたらよいのでしょう。
佐々木:舌のトレーニング方法はあるんですよ。
これは、口腔周囲の筋肉の使い方のトレーニングで、舌の筋肉の力を強めたり、唇や頬、口の周りの筋肉に力をつけます。
加えて、ものを飲み込むときの正しい舌の位置を覚えさせます。
トレーニングにより覚えた、正しい舌の位置や唇の状態を保ち習慣化させる事を目的としたものなのです。
記者:健康で長生きしたいので、今後舌のトレーニングにもチャレンジしてみます。
今日は、沢山のお勉強をさせていただき、ありがとうございました。
高額治療というイメージがとても強かった矯正歯科治療でしたが、美しく綺麗な口元はその人の人生に大きな影響を与える事や、将来の自分の健康を守るために重要な事だと言うことを学びました。
もし、私の子供にも矯正が必要だとしたら、教育費の一貫としてその費用を捻出する事も必要なのかもしれません。
最後に、佐々木先生の目指す理想の矯正治療のかたちをお話下さい。
佐々木:なるべく予定通りの期間に最高の治療結果を出すためには、患者さんとそのご家族、医師、衛生士がチーム一丸となって、一緒に治療をおこなっていける事が、理想の矯正治療のかたちだと思います。
治療には、日常の丁寧な歯磨きなど、患者さんご自身の努力も大切ですし、加えて磨き残し部分のブラッシングや、ブラッシング指導、舌のトレーニングなど、それをサポートする歯科衛生士の力も重要です。
長い年月を要する矯正歯科治療だからこそ、私達はこれからも患者さんとの良い信頼関係を築いて参りたいと思います。
ささき矯正歯科 概要
指定自立支援医療機関
医療法人社団 グッドスマイル会
ささき矯正歯科
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院長 佐々木 祥隆
- 日本矯正歯科学会認定医
- 日本歯科大学新潟生命歯学部 歯科矯正学講座 非常勤講師
- 東邦大学医学部 客員講師
